ウォーク
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デザイナー
七種 泰史様
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あのイーハトーヴォの
すきとおった風、
夏でも底に〿たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、〿外のぎらぎらひかる草の波。
またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、〿〿のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山〿博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの〿い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い〿〿のように思われます。では、わたくしはいつかの小さなみだしをつけながら、しずかにあの年のイーハトーヴォの五月から十月までを書きつけましょう。
あのイーハトーヴォのすきとおった風、
夏でも底に〿たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、〿外のぎらぎらひかる草の波。
またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、〿〿のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山〿博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの〿い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い〿〿のように思われます。では、わたくしはいつかの小さなみだしをつけながら、しずかにあの年のイーハトーヴォの五月から十月までを書きつけましょう。
一、〿げた山〿
五月のしまいの日〿でした。わたくしは〿やかな市の教会の〿の音で眼をさましました。もう日はよほど登って、まわりはみんなきらきらしていました。時計を見るとちょうど六時でした。わたくしはすぐチョッキだけ着て山〿を見に行きました。すると小屋のなかはしんとして〿が〿んでいるだけで、あのみじかい角も白い〿も見えませんでした。
※上記は「AB版」のため、未収録の漢字があります。
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