小杉

7
小杉

フォントの情報

分類・収録文字

    • 無料・フリーフォント
    • ゴシック体
    • Webフォント
    • ひらがな
    • カタカナ
    • 漢字
    • 英字
    • 数字
    • 記号

メーカー・著作権所有

ライセンス

このフォントが使えるサービス

※当サイトは有料・フリーフォントを目的別で検索できるサイトです。各フォントは個人的にご紹介しているものですので、購入やダウンロードは販売・配布サイトでお願いします!

用途によっては「使用不可」「商用利用不可」「別料金」の場合がありますので、必ず販売・配布サイトで最新の「利用規約・使用許諾範囲」をご確認ください。

Webフォントの組見本

あのイーハトーヴォの
すきとおった風、

夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波。

またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます。では、わたくしはいつかの小さなみだしをつけながら、しずかにあの年のイーハトーヴォの五月から十月までを書きつけましょう。

あのイーハトーヴォのすきとおった風、

夏でも底に冷たさをもつ青いそら、うつくしい森で飾られたモリーオ市、郊外のぎらぎらひかる草の波。

またそのなかでいっしょになったたくさんのひとたち、ファゼーロとロザーロ、羊飼のミーロや、顔の赤いこどもたち、地主のテーモ、山猫博士のボーガント・デストゥパーゴなど、いまこの暗い巨きな石の建物のなかで考えていると、みんなむかし風のなつかしい青い幻燈のように思われます。では、わたくしはいつかの小さなみだしをつけながら、しずかにあの年のイーハトーヴォの五月から十月までを書きつけましょう。

一、遁げた山羊

五月のしまいの日曜でした。わたくしは賑やかな市の教会の鐘の音で眼をさましました。もう日はよほど登って、まわりはみんなきらきらしていました。時計を見るとちょうど六時でした。わたくしはすぐチョッキだけ着て山羊を見に行きました。すると小屋のなかはしんとして藁が凹んでいるだけで、あのみじかい角も白い髯も見えませんでした。

※「関連・類似フォント」は当サイトでご紹介中のフォントのため、随時入れ替え・追加しています。また、類似性より入手しやすさを優先していることがありますのでご了承ください。

カテゴリ検索

有料・無料選択

「有料・フリーフォント」のカテゴリ

「有料フォント」のカテゴリ

639 fonts